島岡達三『象嵌赤絵　湯呑』

この作品の買取価格・作家について

島岡達三は1919年東京都に生まれました。組紐師の家に生まれましたが、河井寛次郎や濱田庄司の作品と出会い陶芸の道に進みました。戦後は濱田庄司に弟子入りし、作陶に打ち込んでいきました。

濱田庄司と共に全国の美術館・博物館で土器の標本模型製作を行っていた際に研究した縄文と、李氏朝鮮の象嵌技法の2つを組み合わせた縄文象嵌の技法を確立していきます。縄目で文様を付けた上から別の色の化粧土を塗り、その後余分な化粧土を落とすことによって文様を付けるという技法です。

今回の作品である『象嵌赤絵　湯呑』も、島岡達三の特色である縄文象嵌が施された作品です。それぞれ文様の違う3色の縄文象嵌は、縄文の素朴さと象嵌の色彩によって印象深い作品となっています。

今回の作品は保存状態もよく、箱等の付属品もそろっていたためこちらの評価額となりました。作品の状態によっては評価額が変動する場合もございますのでご了承ください。

緑和堂では、島岡達三の作品を集めております。
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