リュージュ社 製造『オルゴール144弁：椿姫/ナブッコ/トロヴァトーレ（ヴェルディ）』

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こちらはリュージュ社 製造『オルゴール144弁：椿姫/ナブッコ/トロヴァトーレ（ヴェルディ）』
今回の作品はリュージュ社の作品の中でも144弁と弁数が多く、箱の象嵌や状態も良かったためこちらの評価となりました。

リュージュはスイスで生まれたオルゴールメーカーです。
創業者はシャルル・リュージュ。
彼が1865年にスイスのサンクロワに移住したところから始まります。
初めはオルゴールのついた懐中時計を作ります。
産業革命の波はかなり以前に押し寄せ、世の中は工業化・機械化が当然のことになっていた時代です。
そんな中で、全てを機械任せにせず、こだわりを持った手作業で、一つ一つ丁寧に作り、多くの人々にその技術力を認められるようになります。
こだわりの手作業と伝統の作り方は現在まで続き、世界最高峰のオルゴールメーカーと呼ばれるに至りました。

今回のポイントとしては、144弁という弁数、外観の状態、曲目、稼働の有無となります。
リュージュ社は多くを手作業で作り上げるため、一つのオルゴールに最低でも3か月、長ければ1年の月日をかけます。リュージュ社が作るオルゴールはシリンダー・オルゴールと言い、回転するシリンダーに付いている突起部分に弁が触れ、それを弾くことで音が奏でられます。
オルゴールにするため、元の楽曲をオルゴール用の譜面に直し、144の弁と多くの突起が思い通りの音を奏でるように調整する、と言葉にするのは簡単ですが、その作業には膨大な時間と人手と技術が求められます。
またリュージュ社の作るオルゴールは大変美しく、その外観もとても評価されています。そのため、傷の有無など外観の状態も影響を与えます。
あと、曲の内容も重要です。人気の無い曲ばかりのオルゴールと人気のある曲ばかりのオルゴールではやはり同じとは言えません。
そして何よりも稼働するかどうかは大きなポイントです。リュージュ社が誇る繊細な音色をしっかりと奏でられるかどうかで大きく評価は変わってきます。
そして意外に思われる方も多いですが、箱の有無は大きな意味を持ちます。ただの箱ではなく、このオルゴールを入れるための専用の箱ですので箱は大切に保管されるとを強くお勧め致します。

箱の保管をオススメしましたが弊社緑和堂では箱等の付属品が無くてもお取扱は問題なく受け付けております。
また、物量に関しましても数点から蔵丸ごと以上の大量のお荷物迄お取り扱い可能となっております。
どんなご用件でもお気軽にご連絡下さい。