加藤 唐九郎 作『志野 茶碗』

この作品の買取価格・作家について

皆様こんにちは。緑和堂名古屋支店でございます。

今回ご紹介いたしますお品物は加藤 唐九郎 作『志野 茶碗』です。

加藤唐九郎は陶芸界の鬼才と謳われた人物であり、唐九郎が生み出した作品は今でも数多くのファンを魅了しています。

加藤唐九郎は愛知県瀬戸市に生まれます。
16歳の時、父の窯の権利を譲り受けて作陶と始め、この頃から「唐九郎」を称するようになります。
陶芸家以外にも、陶磁史研究家としての顔も持ち、瀬戸近辺の古窯を発掘調査して、朝鮮半島や中国古陶磁まで及びました。戦後、日本陶磁協会、日本陶芸協会理事長など多数の要職に就きました。
62歳の時に「永仁の壷事件」により、重要無形文化財（人間国宝）の認定を取り消され、公職から退いた後は作陶に専念します。
中でも躍動感あふれる造形の志野は「唐九郎志野」と呼ばれ、加藤唐九郎を代表する作品の一つです。

現在、緑和堂では、加藤唐九郎作品をはじめ、長男・岡部嶺男や息子・加藤重高の作品も集めております。

今回のお品物は唐九郎を代表する唐九郎志野のお品物であり、状態も良く、専用の木箱もありましたので今回の評価額となりました。

気になるお品物がございましたら、お気軽に緑和堂までお問い合わせくださいませ。
スタッフ一同心よりお待ちしております。