査定額に期待がもてる棗とは？

鑑定士が注目する棗の特徴をご紹介

有名作家の作品である

有名作家・人気作家の棗は価値に見合った価格をご提示。
現在では特に一后一兆や清瀬一光の作品は人気がありますので喜んで買取致します。

• 
  一后一兆 作
  『鵬雲斎 書付 平棗』
  参考買取価格
  45,000円
  一后一兆は石川県出身の蒔絵師で、輪島塗の名手としても広く知られております。あまり素性は知られていないものの「水蒔絵硯箱」が美智子皇后の御買上となるなど、豪華絢爛な作風であり最高峰の蒔絵師と言えます。
• 
  清瀬一光 作
  『扇秋草蒔絵 平棗』
  参考買取価格
  40,000円
  清瀬一光は、加賀蒔絵を代表する作家です。加賀蒔絵とは江戸時代に加賀藩で作られた蒔絵技法の事を言います。金だけで奥行きや遠近感を表現するのが特徴で見る人を魅了する作風となります。

有名産地で作られた棗である

有名な産地で作られたもの（輪島塗・津軽塗・会津塗・根来塗など）は査定金額が高くなりやすいです。

• 
  輪島塗
  輪島塗は石川県を代表する伝統工芸品です。輪島市で採れる粉は良質な土で、下地に使用することにより強度の高い漆器にすることが可能となり、見た目の美しさも輪島塗の魅力となります。
• 
  津軽塗
  津軽塗の特徴として「研ぎ出し代わり塗り」という技法です。塗っては研ぐという手間のかかる技法は40数回の工程と2ヶ月以上の日数を費やして仕上げる為、個性的な模様は他の漆器とも被らないことで人気があります。
• 
  会津塗
  福島県会津地方で作られている漆器になります。松竹梅と破魔矢を組み合わせた模様は会津絵と呼ばれており他の漆器よりも溝を浅く細かく彫ることで装飾の柔らかい表情を感じられるのも魅力の一つとなります。
• 
  根来塗
  和歌山県岩出市の根来寺で誕生。当時の僧侶が自分達で使用するお盆や膳などを作っていました。根来塗は使えば使う程朱色の下から黒色が少しずつ現れてくることで味わいが深くなり独特な色合いが今でも人気があります。