十三代 中里太郎右衛門 『唐津焼茶入』 淡々斎書付

佐賀県発祥の唐津焼の名門窯である中里太郎右衛門が制作した茶入です。 箱には裏千家で有名な淡々斎の書付があります。 唐津焼は安土桃山時代から始まり、その技法を研究し、独自の作品を生み出したのが十三代中里太郎右衛門とされてい …

Rollei 35 SE

ローライはドイツのカメラメーカーで二眼レフという前面にレンズを二つ搭載した縦長のカメラが有名なメーカーです。ローライフレックスというカメラは後発の二眼レフの元となったカメラとも言われ、今でも高い人気を誇っています。 今回 …

奥磯栄麓 『志野茶碗』

奥磯栄麓は、京都で画家の家系に生まれた陶芸家です。岐阜県久々利の加藤十右衛門に弟子入りし、技術面では加藤唐九郎に師事しました。 岐阜県可児市で窯を開き、桃山時代の陶器に関する考古学を学びながら、当時の陶器を再現する作品を …

卯野和宏 『先へ』

卯野和宏は1978年に茨城県で生まれ、現在も東京都を中心に個展を開催しています。 京都芸術大学では非常勤講師としてデッサンを指導し、著書『美しい女性を描く – 写実画家から学ぶクロッキー・デッサン・作品制作』 …

十六代永楽善五郎(即全)『仁清写 秋草茶碗』 即中斎書付

十六代永楽善五郎(即全)は、十五代永楽正全の長男として生まれ、5歳のときに十四代善五郎(得全)の妻・永楽妙全の養子となりました。1935年、父・正全の没後に十六代善五郎を襲名します。 作風としては、それまでの永楽様式を踏 …

吉田博 『帆舩 夕』

1876年、福岡県久留米市に生まれた吉田博は、写実的でありながらノスタルジックな世界観を持つ洋画家・版画家です。 洋画家の吉田嘉三郎に才能を見込まれて養子となり、1899年にはデトロイト美術館で水彩画展を開催。その後も海 …

観音菩薩坐像

今回ご紹介いたしますお品物は『観音菩薩坐像』です。 こちらのお品は、水瓶(すいびょう)を持っていることから観音菩薩であると推測されます。また、彫りの深さや技術の特徴から、江戸時代頃に制作されたものと考えられます。 漆の状 …

阿弥陀来迎図

今回ご紹介するのは、『阿弥陀来迎図』の仏軸です。 まず、「来迎図」についてご説明いたします。来迎図とは、人が往生する際に仏に迎えられ、仏と共に極楽往生を遂げる様子を描いたものです。そのため、迎え入れる仏の数には限りがあり …

黒澤明『一文字秀虎』

黒澤明は映画監督として広く知られておりますが、絵画にも深い関心をもっており自身の映画のために多くの絵コンテを描いておりました。これらの絵コンテは非常に芸術的で、まるで一枚の絵画のように緻密に描かれており、リトグラフとして …

浜田泰介 『暁富嶽』

今回ご紹介致します商品は、浜田泰介作 「暁富嶽」になります。 浜田泰介さんは、日本の画家であり、色彩や形態を駆使して、視覚的なインパクトを強調する作品を制作しており、抽象表現主義の影響を受けながらも、独自のスタイルを確立 …

建窯 『油滴天目茶碗』

建窯は、宋時代に主に日用陶器を制作していた窯元ですが、特に天目茶碗の制作で知られています。 鉄分を多く含む釉薬を使用し、高台まで釉薬が垂れ、溜まる部分が見どころの一つとなっています。なかでも曜変天目や油滴天目の一部は、日 …

高麗焼 白磁 獅子香炉

今回ご紹介するお品物は、高麗焼の香炉です。 高麗焼とは、朝鮮半島で焼成された陶磁器のことで、918年~1392年にかけて青磁や白磁が制作されました。 当時、中国では五代十国や宋、元といった王朝が栄えており、朝鮮半島では王 …

東山魁夷 『秋思』

今回ご紹介するお品物は、昭和を代表する日本画家の一人、東山魁夷作『秋思』リトグラフになります。 1988年制作の作品で、リトグラフは1991年に発行されました。 秋を彷彿とさせるほんのりと明るく色鮮やかに描かれているスス …