エインズレイ

陶器メーカー AYNSLEY エインズレイ

生没：

エインズレイの創始者であるジョン・エインズレイは、イギリスの炭鉱経営者でした。

彼は産業革命の追い風を受け、裕福な環境であったこともあり、やがて趣味の陶器作りが高じ、1775年には陶器工場を始めました。

銅板を利用した転写絵付けのビアマグカップなどを中心製作していましたが、やがて描写力と技術が高く評価されるようになります。

その後、引き継いだ2世は時代の流れに乗り、イギリスで紅茶を楽しむ喫茶の習慣が流行したと見るや、すぐにティーセットの製作に着手し、成功を収めました。

2世は経営者でありながら、自ら製造もこなす名工で、エインズレイは大きく飛躍させました。

3世の時代、ボーン・チャイナが製品化されたのを知ると、素早くこれを取り入れ製品は全てボーン・チャイナとなり、エインズレイと言えば、ファイン・ボーン・チャイナの代表と言われるまでになります。

歴代の英国王室女性にも愛され、英国ヴィクトリア女王、エリザベス二世女王などイギリス王室（ロイヤルファミリー）や、多くの貴族にも愛用されています。