ギュスターヴ・カイユボットは、フランスの画家・絵画収集家です。
都市の風俗を独自の構図で描き、写実主義的な傾向が強い印象派の画家として認識されています。
パリの上流階級の家庭に生まれ、法学部を卒業後に弁護士免許を取得。
普仏戦争での従軍を経験したのち、画塾に通って絵を学び始めました。
画塾でジャン・ベローと知り合い、アンリ・ルアールを通じてエドガー・ドガ、ジュゼッペ・デ・ニッティスなどと交流を深めました。
1875年、サロン・ド・パリに『床削り』を出品するも落選してしまいます。
この頃から友人の絵を買うようになり、収集家としての面を見せ始めました。
第2回~第7回まで印象派展に参加し、第3回では資金調達や宣伝などを行い、展示委員も務めています。
批判されながらも展示会の存続に尽力しました。
1894年、園芸作業中の体調不良により45歳の若さで亡くなりました。
生前は、収集家というイメージが強くあまり知名度はありませんでしたが、近年画家として高い評価を得ています。
代表作には『パリの通り、雨』『ヨーロッパ橋』『ピアノを弾く若い男』などがあります。
フィンセント・ファン・ゴッホは、ポスト印象派を代表する画家です。
1853年、ゴッホはオランダにて牧師の家に生まれました。
一度は聖職者を志しましたが挫折し、弟の援助を受けながら画家としての人生を歩み始めます。
はじめの頃は農民の貧しい生活を題材にした、暗い作品を描いていました。
パリへ移ると、印象派の影響を受けた明るい色調の作品へと変化していきます。
1888年、弟の働きかけでポール・ゴーギャンとの共同生活を始めましたが、価値観の違いにより関係は悪化。
2ヶ月ほどでこの生活は終わりを迎えました。
また、この頃ゴッホは自身の耳を切り落とし、娼館に勤める女性に渡しています。
この一件は大ニュースとなり、世間を驚かせました。
その後、持病の発作により入退院を繰り返しながらも多くの作品を手掛けました。
しかし、1890年に麦畑の中で自らを銃で撃ち、2日後に亡くなっています。
ゴッホは十数年の活動期間で約2000点もの作品を手掛けましたが、生前に売れたのは1枚の絵だけでした。
死後に高く評価されるようになり『医師ガシェの肖像』という作品は、約124億円で落札されています。
彼は人生を絵に捧げ、情熱的に生きた孤高の画家として高く評価され続けています。
代表作には『ひまわり』『夜のカフェテラス』『自画像』などがあります。
オディロン・ルドンは、19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍したフランスの画家です。
感情など形のないものを、神話や文学のモチーフを用いて表現する「象徴主義」の代表的な作家として知られています。
フランスのボルドーに生まれ、15歳でスタニスラス・ゴランから素描を学びはじめました。
その後、植物学者のアルマン・クラヴォーと出会い、読書の手ほどきを受けました。
彼の存在は大きく、のちの作品にも影響が表れています。
さらに、ロドルフ・ブレスダンからは銅版画、アンリ・ファンタン=ラトゥールからは石版画の指導を受けました。
1870年の普仏戦争での従軍後、初の石版画集『夢の中で』を刊行しています。
ルドンの最期は悲しいもので、第一次世界大戦中に行方不明となった次男を探す途中で体調を崩し、会うことが叶わないまま自宅で息を引き取りました。
オディロン・ルドンは、独自の視点で内面を映す幻想の世界を描き続け、美術史に大きな影響を与えました。
代表作には『眼=気球』『眼をとじて』『蜘蛛』などがあります。
北野 明信(きたの あきのぶ)は、大阪市出身で1959年生まれの洋画家です。1987年に市展、1989年に県展に入選し、1991年には大阪で初の個展を開催しました。その後も個展やグループ展を多数開催し、フランス・パリの国際公募展である「ル・サロン」にも入選しています。現在は無所属で活動を続けています。
彼の作品は、南欧を中心とした歴史ある街並みや運河を題材に、油彩ならではの濃厚な筆致で描かれています。代表作には「セーヌ川」や「クディジェイロ港」などがあり、詩情豊かな風景表現が特徴です。
北野明信さんの作品は、北海道画廊などのギャラリーやオンラインオークションで取り扱われており、コレクターや美術愛好家の間で人気を集めています。
ジョン・ラッテンベリーは、光と色彩の魔術師と称される現代画家です。1966年にイギリスで生まれ、幼少期にアメリカへ移住し、北カルフォルニアの豊かな自然のなかで育ちました。この環境が彼の作品に大きく影響を与えています。
5歳で絵を描き始め、主に独学でその技術を磨いてきた彼は、マックスフィールド・パリッシュやモネといった巨匠からインスピレーションを受けながら独自のスタイルを確立していきました。
彼の絵画は、細部まで精緻に描かれた描写と鮮烈な色彩、そして水や空気、山々を包み込むような独特な光の表現が特徴です。
アクリル絵の具や油彩具を駆使して時にはアルミニウムに描く独自の技法も用いることで作品に生命力と輝きを与えています。
アメリカ国内だけではなく、世界中から高い評価を得ており、その作品は多くの人々に感動と希望を与え続けています。
1938年に東京で生まれ、成城大学卒業後に文化学院美術に進み、その後はテレビ関係の仕事につきました。長く携わった後、世界旅行を経てイギリスやニューヨークで作品の出品などを行います。
作品を手掛ける初期の頃は海外で個展を展開することも多くありましたが、現在は日本各地で個展などを展開したり、絵本やポスターなどを手掛けたり、幅広い活動を行っています。
風景画を中心に作品を制作し、日常的に溢れる柔らかな暖かさや優しさ溢れるタッチ感で描く作風が特徴的です。可愛らしい作品は、見る者に癒しを与え、作者が思い描く温もりを感じることができます。