松山智一

松山智一は1976年岐阜県出身の現代美術家です。
上智大学卒業後、アメリカに渡り、NY Pratt Instituteを首席で卒業しました。2012~2017年にSchool of Visuai Art(SVA)の非常勤教授となり、2020年には新宿アートスペースの監修をしています。

世界中で展覧会を開催しており、その収蔵作品はロサンゼルス・カウンティ美術館や宝龍美術館、ドバイ首長国の王室コレクションなど各地にあります。

作風は、両極の要素を含むもので「古代と現代」「東洋と西洋」「具象と抽象」などが挙げられます。

キモ

キモはアメリカ合衆国ハワイ生まれのマリンアート画家になります。
1962年に生まれ、8歳頃から鉛筆でのスケッチを描き始め、周りにある興味のあるものを模写していたそうです。
ホノルルコミュニティカレッジとアラスカ州立大学では美術を専攻し、特にシルクスクリーンと墨絵を始めとした東洋美術を学んでいました。

その後、自由に色を混ぜることが出来る水彩と油彩をミックスさせた手法を取り入れました。
サーフィンやダイビングなどのマリンスポーツを趣味とする彼の描く絵は、同じ生き物でもそれぞれの個性が絵に現れるほど、生き生きと描かれています。最近では彼の作品はアメリカを始め日本でも人気が急上昇しています。

水木 しげる

水木しげるは、日本の国民的漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の作者として、また妖怪研究家として国内外問わず広く知られています。
鳥取県境港市の水木しげるロードや、東京都調布市の鬼太郎茶屋、商店街に並ぶ妖怪オブジェをご存じの方も多いのではないでしょうか。

水木は1922年大阪市住吉区に生まれ、鳥取県境港市で育ちました。
幼少期に、家に出入りしていたまかない婦「のんのんばあ」が語り聞かせた妖怪の話に興味を持ち、強い影響を受けたと言われています。小学校では勉強よりも体育や図画が得意で、図画に関しては早くからその才能を発揮していたようです。
しかしその後21歳で召集され大日本帝国陸軍として戦争を経験しました。戦時下で爆撃により左腕を失うも、残った右手を治療し絵を描き続けたそうです。

帰国後は紙芝居作家、貸本漫画家としてデビューしたのち「悪魔くん」を出版し、「テレビくん」が第4回講談社児童漫画賞を受賞。1968年に「ゲゲゲの鬼太郎」のテレビ放送が開始し、漫画だけでなくテレビや映画の世界にも妖怪ブームが訪れ、人気作家としてその名を世に知らしめました。
のち1991年に紫綬褒章、2003年に旭日小綬章を受賞し、2010年には文化功労者となりました。

2023年11月には「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」という映画が全国公開されました。2015年に彼がこの世を去ってからも変わらず多くのファンに愛されていることがうかがえます。

ロバート・ワイランド

ロバート・ワイランドは国際的に有名な海洋生物アーティストです。画家、彫刻、作家、写真家、慈善家、映画製作者としても活躍している経歴を持っています。
海洋生物アーティスト(マリンアーティスト)といえば日本だとラッセンが人気ですが、世界的にはラッセンと並ぶほどの人気があり、マリンアーティストの第一人者とも呼ばれています。

ワイランドは、19歳の時に世界中の100カ所に壁画を描くという壮大な挑戦を始めました。1981年から始め、30年近い年月をかけて100枚を超えるマリンアートの壁画を完成させ、プロジェクトを達成しました。このプロジェクトは「ホエーリング ウォールズ」という名がつき、史上最大の公共芸術プロジェクトの 1 つとなっています。この世界的プロジェクトで描かれた作品は、年間で推定10 億人が鑑賞し続けています。

その他にもカリフォルニア州ロングビーチのコンベンションセンターに描いた巨大な海洋壁画は、3エーカー(12140㎡)以上の大きさでギネス世界記録に登録されるなど、多くの活動を行っています。
ワイランドのこれらの活動は全て自然保護の為の行動で、環境問題への関心を高めるための活動として取り組んでいます。美術や芸術を通して地球の大切さなどを訴え続けています。

小澤 摩純

小澤 摩純は絵本などの挿絵なども手掛けている東京出身の女流画家です。
1962年に東京で生まれ、1981年に女子美術大学芸術学部版画科に入学します。在学中の1984年期特の新人版画大賞展にて買い上げ賞、大学版画展にて買い上げ賞を受賞します。1985年女子美術大学芸術学部版画科を卒業し、画家として活動していきます。
ほるぶ出版社『クリスマス急行』、佼成出版社『魔女シャーホ』などの挿絵・『ゆめがとびだしたケーキ』『くいしんぼうがまってるぞ』といった絵本なども手掛け作家として認知されるようになりました。個展なども開き、自身の作る作品のこだわりや、作り出したい世界観を表現しています。

小澤 摩純は、絵本などを手掛けていることからわかるように、優しくて柔らかい絵柄が特徴です。色彩が豊かで多くの色を使用しますが、調和という言葉がぴったりはまる美しいタッチで描かれています。
銅版画やシルクスクリーンなども手掛けており、いろんなことにチャレンジしているのも彼女の特徴で、絵本風のタッチのまま描く掛け軸のような和風作品を作っていたりもします。
小澤 摩純の作品は、絵本の挿絵などに使われるほどの優しい作品なので、学校や子供部屋など、子供が関わる所に飾ると柔らかい雰囲気になり空間が和やかになるように思います。

ジョウ・ナイトウ

ジョウ・ナイトウは、東京生まれの日本のワイルドライフ・アーティストです。

アーティストとしての始まりは、1983年教育社から発売された『日本の自然シリーズ』というカレンダー制作からです。
1985年には、アメリカ植物協会の国際ボタニカルアート展に作品を出展し、1986年には、ユナイテッド航空の『アメリカの自然シリーズ』を制作し、日経広告賞部門賞を受賞しており、その後も1992年までに多くの賞を総なめにしております。

1993年には、アメリカ・レイ・ヨーキー・ウッドソン美術館主催の『バード・イン・アート展』に入選し、日本人で2人目の入選という快挙も成し遂げております。

ジョウ・ナイトウは、アフリカやアラスカなどの地を訪れ、動物や植物を直接観察し、スケッチすることで作品を制作しており、精密な写実主義とハイパーリアリズムを信条とし、作品はどれも見る者を虜にする、魅力的なものばかりです。

島倉 仁

島倉 仁(しまくら じん)は1940年に新潟県で生を受けます。 島倉が美術界で名を馳せたのは、中学生の時でした。新潟県美術展にて中学生の時に入選。その後文部大臣賞、郵政大臣賞を受賞するなど若くして頭角を現します。 196 …

内田 新哉

内田新哉は、熊本県出身の日本を代表とするイラストレーターです。 愛知教育大学美術科卒業後に大工を志しますが挫折してしまいます。元々一人旅が好きだった為シルクロードやアメリカ、欧州圏などと放浪していく中で、絵を志すに至りま …

立石 春美

立石春美は、1908年に佐賀県生まれの画家です。 1927年に上京し洋画家の梶原貫五の紹介により鏑木清方に入門を願うがかなわず、1928年に深水画塾に入り、伊東深水に師事、洋画から路線を変更して日本画を学びます。 師であ …

三輪 良平

三輪良平は美人画を中心に描かれた昭和後期から平成時代に活躍した日本の画家です。 京都市の表具師の次男として生まれ、京都市立美術専門学校卒業後、山口華楊に師事し華揚が代表をつとめる晨鳥社(しんちょうしゃ)へ入塾すると翌年に …

佐藤 潤

佐藤潤は生物多様性をテーマに絶滅危惧種の動物たちを描く鳥獣画家で、動物画家として大変人気があります。 そんな佐藤潤は、1970年大阪市に生まれ、幼少期を大阪の工場街で過ごしました。自然、土や木々、虫たちなどとは縁の無い場 …

野村 義照

野村義照は、大阪府生まれの日本画家です。 1971年に東京藝術大学大学院を卒業すると、前田青邨、その後は平山郁夫に師事し、日本画の技量を高めていきました。 1977年。院展で日本画大賞を受賞したその年、野村義照は初めての …

米倉 斉加年

日本の俳優・演出家として有名ですが、絵師としても世に様々な作品を残されています。 1934年福岡県福岡市で生まれました。 1957年、劇団民藝水品演劇研究所に入り、舞台・映画・テレビなど多方面で活躍。NHK大河ドラマや「 …

宇野 亜喜良

宇野亜喜良はイラストレーターで50年以上日本のイラスト界ではトップを走り続けている人物でもあります。 「イラストレーション」「イラスト」と聞くと、「簡略化された絵」や「漫画やアニメみたいな絵」というイメージをお持ちの方も …

エルテ

ロマン・ド・ティルトフ1892年11月23日~1990年4月21日 ロシア生まれのフランス人で美術家でありながらデザイナーもしておりました。エルテ(Erte’)に通称で知られており、デザイナーとしてはファッション、ジュエ …

Hime(HIME)

Hime(HIME)1986年~大阪出身の現代アーティストになります。 幼少の頃は、漫画家になるのが夢で入学した京都精華大学にも筆記試験を受けず、絵の実技だけで入学する程の実力を持っていました。在学中にカメラを購入し最初 …

サルバドール・ダリ

サルバドール・ダリはスペインが生んだ20世紀を代表する最も多才な画家です。絵画はもちろんのこと彫刻、版画、舞台装置や衣装のデザイン、映画制作と実に幅広い表現活動を行っていました。 そんなダリは6歳の頃に初めて風景画を手掛 …

グラハム・クラーク

グラハム・クラークは、イギリスの銅版画家です。 オックスフォードで生まれ、ロンドン王立美術学校を卒業したのち、本格的に活動しました。 銅版画に手彩で色付けする「手彩色銅版画」を得意とし、現在まで数多くの作品を残しています …

中山 正

中山正は、新潟県生まれの木版画家です。 1927年に新潟県新潟市に生まれ、多摩美術大学に入学し油絵を学びますが、中退し版画家としての活動を始めます。1959年にリトグラフ画集「ラッパ手」を出版、その後は拠点を海外に移し1 …

天野タケル

天野タケルは日本の画家・彫刻家です。 世界的に有名な画家でありイラストレーターである天野喜孝の息子になります。 日本だけでなく、フランスのパリ・イギリスのロンドン・アメリカのニューヨーク・香港などで個展を開催しており世界 …

坂本 繁二郎

坂本繁二郎という名を聞いたことがある人、無い人いると思います。 しかし、明治から昭和にかけて活躍した巨匠の1人と言えるでしょう。 坂本繁二郎を語る上で欠かせないのが、若くしてこの世を去った画家・青木繁です。 坂本と青木は …