山口 蓬春

山口蓬春は大正から昭和時代に活躍した日本画家です。 1893年に北海道に生まれた山口蓬春は、1903年に父親の転勤に伴って上京し中学生の時に白馬研究会で洋画を学んでいました。東京美術学校西洋学科に入学した後は、入学の翌年 …

中川 一政

中川一政は、東京都に生まれた洋画家で、洋画だけでなく美術家、歌人、随筆家としても活躍したことで有名です。 独学で洋画を勉強した中川一政は21歳の時に最初に描いた作品である「酒倉」を巽画会展に出品したところ、岸田劉生に認め …

加山 又造

加山又造は、京都出身の日本画家です。 西陣の衣装図案師を父に持ち、祖父は京都四條派、円山派に学んだ絵師の下で生まれ育ちました。父は弟子を抱えて工房を営んでいたこともあり、幼いころから父や弟子の方たちの仕事を見ていたことと …

正岡 子規 

「柿食へば 鐘が鳴るなり 法隆寺」奈良・法隆寺の秋を詠った有名な俳句、この一句を詠んだのが俳人・正岡子規です。 子規は1867年に、伊予国(現愛媛県松山市)で松山藩士の長男として生まれました。幼い頃から漢詩や書画を好んだ …

松花堂 昭乗

寛永の三筆、近衛信尹・本阿弥光悦と並ぶ能書家、松花堂昭乗。書だけでなく絵画・茶道にも秀でた文化人です。 1582年、和泉国堺に生まれ、1593年には同じ三筆の一人、公卿・近衛信尹に仕えました。1598年に出家し石清水八幡 …

東山 魁夷

東山魁夷は、1908年(明治41年)神奈川県横浜市に生まれました。 本名は新吉といいます。 東京美術学校(現・東京藝術大学)を卒業後、ドイツに留学しました。 ドイツ留学の後に太平洋戦争への召集に応じて軍隊にはいります。 …

金澤 翔子

金澤翔子は、1985年に東京で生まれました。 母は書家の金澤泰子です。41歳のときに授かった一人娘になります。 出産後、新生児期に敗血症にかかり、45日目に娘がダウン症であることを医師に知らされます。 当時は今ほど障がい …

福田 平八郎

福田平八郎は、大分県に生まれた日本画家です。 代表作である漣は昭和天皇と一緒に魚釣りをした際の作品として知られています。文具屋に生まれた福田平八郎は、幼少のころから絵を描くことが好きで数学が苦手で中学校を落第してしまった …

中島 潔

中島潔は旧満州国に生まれた有名な日本画家です。 満州国に生まれましたが、1歳の時に両親の故郷である佐賀県で育ち、高校を卒業後に上京し、印刷会社などで働きながら独学で絵の勉強を続け広告会社に就職、イラストレーターとして数々 …

大山 忠作

大山 忠作は日本画家です。 福島県の染物業を営む大山豊春・きよの長男として生まれた大山忠作は家業が紺屋で父も趣味で日本画を描いていたことが影響したのか自然と画家を志すようになります。 1940年に東京美術学校(現.東京芸 …

小野 竹喬

小野竹喬は岡山県に生まれた、風景画を得意とした日本画家です。 日本の自然の美しさを技法だけはなく自然の真実を追求しながら東洋の南画や、同時代の画家たちの作品にも学ぶことで写実的な古典領域から、次第に画風を変化させていきま …

池田 遙邨

池田遙邨は文化功労者として表彰を受けた日本画家です。 岡山県に生まれた池田遙邨は、幼少期より画才があり父親の転勤に伴い大阪へ転居した後に洋画家の松原三吾郎の天災画塾に入門し、洋画を学びました。 1914年に第8回の文展に …

尾形 光琳

尾形光琳は17世紀後半~18世紀にかけて京都や江戸で活躍した琳派の大成者として知られる絵師です。 雅で優雅な伝統を感じさせる大和絵的な描写の中に斬新で大胆な構図や画面展開を取り入れた明瞭でかつ装飾的にもかかわらず革新的な …

鏑木 清方

鏑木清方は近代日本の美人画家として上村松園や彼の門下生である伊藤深水と並び称される美人画の名手として必ず名前の挙がる人物です。 東京に生まれた鏑木清方は13歳の時に水野年方に入門し、挿絵画家として創作活動をスタートさせま …

平山 郁夫

平山郁夫は、日本美術院理事長や一ツ橋総合財団などで理事等の重要なポストを歴任し、美術界だけでなく教育界にも多大に貢献した日本を代表する洋画家です。 1930年に広島県に生まれた平山郁夫は1952年に美術学校を卒業したと同 …

志村 立美

志村立美は群馬県出身の日本画家、挿絵画家です。 群馬県の高崎市に生まれた志村立美は、父の入社をきっかけに横浜市へ移住し、神奈川工業高等学校を中退した後に山川秀峰に入門し、美人画を学んだ志村立美は山川秀峰の勧めで挿絵も手掛 …

山川 秀峰

山川秀峰は美人画を得意としている日本画家であり、寺島紫明や伊藤深水とともに鏑木清方に学び、清方門下三羽烏の一人として知られております。 山川秀峰は京都府に生まれ、3歳の時に東京に移り、模様師であった父・玄次郎に連れられて …

富永 青鱗

富永青鱗は徳島県出身の日本画家です。 富永青鱗は山を描いた風景画や海、色鮮やかな魚を画題とした日本画を沢山描いています。 富永青鱗は明治44(1911)年に徳島市の栄町で生まれ育ちます。 独学で日本画を学習し、昭和9(1 …

伊東 深水

大正から昭和にかけて活躍した浮世絵師・日本画家である近現代日本画の巨匠 伊東深水は、歌川国芳から連綿と続く浮世絵の「玄冶店派」の伝統に現代風俗画を取り入れた最後の浮世絵系美人画家と称され、今もなお高い人気を誇っています。 …

速水 御舟

速水 御舟(はやみ ぎょしゅう)大正・昭和初期の日本画家です。 1894年(明治27年)8月2日、東京府東京市浅草区に生まれ、本名は蒔田 栄一(まきた えいいち)といいます。後に母方の速水に改姓し名も禾湖(わこ)・浩然( …

菱田 春草

横山大観と共に近代日本画の革新に取り組んだ菱田春草。若くして亡くなったため活躍した期間は短いですが、その評価は今なお高いものとなっています。 1874年、長野県の飯田に生まれ、1890年に東京美術学校に入学します。在学中 …

北野 恒富

北野恒富は関西画壇の中心人物として活躍した近代の日本画家です。 幼い頃より絵を描き、小学校卒業後の1892年、版画制作業者の元で木版画を学びます。また同時に南画も学んでいました。その後は様々な木版画彫刻師に学びますが、間 …

奥村 土牛

奥村土牛は、戦後の日本画界における主要人物の一人です。 1889年、東京府京橋に生まれました。16の頃、日本画家になることを目指し、梶田半古に入門します。ここでその後の師となる小林古径と出会いました。1907年には、東京 …

篠田 桃紅

篠田桃紅(本名・満洲子)は、100歳を越えてもなお活躍し続けている抽象画家です。その作品は、墨で描かれる水墨の抽象画という斬新な作風が特徴となっています。 1913年、当時日本の管理下にあった中国・大連で生まれ、一年ほど …

橋本 雅邦

近世から近代にかけて活躍した代表的な日本画家である橋本雅邦、狩野派の描法に遠近法の概念を取り入れたその作品は、革新期の日本画を代表するものとなっています。 橋本雅邦(本名・長郷)は1835年、武蔵野国川越藩御用絵師・橋本 …