梁川 剛一

梁川剛一は、日本の彫刻家・画家・挿絵画家として活動し、児童書や出版美術の分野で広く知られるようになった美術家です。

梁川は戦前から戦後にかけて美術の道を歩み、彫刻を中心とした造形表現を基礎にしながら、絵画や挿絵の制作にも取り組みました。特に出版文化の発展とともに、児童書や文学作品の装画・挿絵などを手がけ、物語の世界観を視覚的に補う仕事で評価を得ました。

彼の作品は、写実性とともに人物や場面の雰囲気を丁寧に捉える点に特徴があり、立体作品で培われた造形感覚が平面表現にも生かされています。過度な装飾を避けた構成の中に、静かな緊張感や物語性を感じさせる表現が見られます。

また、彫刻家としての活動においても、人体表現を通じて生命感や存在感を探る制作を行い、立体と平面の双方で一貫した造形意識を持っていた点が評価されています。

梁川剛一は、日本の近代美術と出版美術の交差点に位置する作家の一人として、児童文化や挿絵表現の発展に寄与しました。

 

中島 健太

中島健太(なかじま けんた)は日本の洋画家で、写実的な油彩画、特に女性をモデルにした作品を多く描いています。

1984年東京都出身の中島氏は、高校3年生まで美術ではなくアメリカンフットボールの選手として活躍していましたが、在学していた高校の美術教諭の影響を受け、美術の道を目指すようになります。

その後は武蔵野美術大学造形学部油絵科に入学し、大学在学中からプロの画家として活動していきます。卒業後も活躍の場を広げ、2008年には池袋の東武百貨店で初個展を開催、2009年には日展に初出展し、特選を受賞いたしました。

2014年には再度日展に出展、特選を受賞しました。二度目の特選受賞という記録は、20代という若さでの受賞もあり、注目度が一気に高まります。

作風の特徴は写実絵画という技法を駆使しており、ただリアルに描き起こすのではなく、女性が内面的に持つ美しさを自身のフィルターを通して艶やかで感情的に観ることが出来る独特の世界観が特徴的です。中島氏が描く作品は、何気ない日常の雰囲気だけれども、特別で染み渡るような空気感は、観る者をその世界へ惹きつけます。

永瀬 美緒

永瀬美緒は、高い写実力を基盤とした油彩画で注目される新進画家です。

1987年、岐阜県に生まれました。小学3年生から日本画家・木村友彦に学び、美術系の高校に進学します。
2009年には、武蔵野美術大学造形学部油絵学科を卒業し、卒業制作では優秀賞(根岸賞)を受賞しました。
その後、同大学大学院へと進み、2011年に武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コースを修了しています。

また、100年以上にわたり絵画・彫刻の公募展や研究活動を行っている伝統ある美術団体「白日会」の会員としても活動しています。
「見えるものを通して見えないものを描く」という理念のもと、写実を基調とした美術表現を探求しています。

彼女の作品には、表情の細部にまで及ぶ丁寧な描写によって、わずかな感情のニュアンスまで描き分けられた人物が登場します。
また、静かでやわらかな空気感を感じる静物画も印象的で、観る者に心穏やかな余韻を残します。

和気 史郎

和気史郎は、幽玄な世界観を湛えた作品で知られる画家です。
若き日に戦争を経験し、その後結核を患うなど、過酷な体験を経たことが、その制作の根底に深く影響を与えています。「無常」や「虚無」といった日本的な死生観が、作品全体に静かに息づいています。

初期には古寺や古都の風景を題材とし、滅びゆく建築や静謐な空間に美を見出していましたが、やがて日本の伝統芸能である能と出会い、以降は能面を主題とした作品を多く手掛けるようになります。こうして能面画家として独自の地位を確立しました。

重厚で抑制の効いた色調、張り詰めた静けさの中に漂う緊張感、そして鑑る者の内面に語りかけるような深い表現がその特徴です。油彩を中心に、青や水色を基調とした神秘的な作品も多く見られます。

戦争と病という苛烈な経験を経て醸成されたその世界観は、深い静寂とともに、今なお観る者に強い余韻を残し続けています。

飯島 一次

飯島一次は、福岡県出身の洋画家です。
1949年には、牛島憲之や須田寿といった著名な画家たちとともに立軌会を結成しました。

その作品は、風景や人物を独自の視点で描き出しており、なかでも画面全体を包み込むような、やわらかな光の表現が大きな特徴です。
静かに心へと染み入るようなその作風は、多くの美術ファンから高い評価を受けています。

また、繊細な筆致によって空気感までも描き出し、じっくりと眺めるほどに奥行きを感じさせる深い色使いは、まさに熟練の技といえるでしょう。

一般的に油絵は厚塗りによる力強さやインパクトが特徴とされますが、飯島一次の作品は、水彩画のような透明感を湛えた、やわらかく美しい仕上がりが魅力です。

ジュディ・オング

ジュディ・オング(本名:翁倩玉)は、台湾出身の歌手・女優で、日本を中心に活動する芸能人です。

台湾・台北市出身。幼少期より音楽や舞台に親しみ、1979年にリリースした「魅せられて」が大ヒットし、日本国内で広く知られる存在となります。

日本レコード大賞など音楽関係の受賞歴があり、台湾出身で日本で成功を収めた数少ない歌手の一人です。華やかな舞台演出と独自の歌唱で、日本国内で高い人気を維持しています。

ミズテツオ

ミズテツオ(水島 哲雄)は、1944年東京都生まれの画家です。 アメデオ・モディリアーニの作品に影響を受けたとされ、1971年より武蔵野美術学園にて絵画を学び、本格的に創作活動を開始しました。1980年代には「フラッグ」 …

松本 勝

松本勝は、東京都出身の日本画家です。 武蔵野美術大学を卒業した翌年に院展で初入選し、その翌年には日本画家の奥村土牛、塩出英雄に師事しました。 初入選以降は毎年出品を続け、山種美術館や外務省が作品を買い上げるなど高い評価と …

勝平 得之

勝平得之は、生涯秋田の自然と風俗を描き続けた版画家として知られています。 1907年に秋田県秋田市で紙漉き業と左官を行う家に生まれました。竹久夢二の絵に惹かれて浮世絵版画を始め、色刷版画の研究をする中で、自画・自刻・自刷 …

横山 清暉

横山清暉(よこやま せいき)は、江戸時代後期から幕末期にかけて京都で活躍した四条派の日本画家です。 横山は京都で生まれ、はじめ江村春甫から手ほどきを受け、松村景文に四条派の画風を学びました。主に花鳥画・山水画・人物画を得 …

西山 芳園

西山芳園(にしやま ほうえん)は、江戸時代後期に活動した四条派の流れを汲む日本画家です。 芳園は大阪で生まれ、はじめは中村芳中に師事し、中村の紹介を受けて四条派の松村景文や横山清暉に絵を学びました。大阪において制作活動を …

柳田 補

柳田補は、高い描写力で写実絵画を中心に制作を続ける油彩画家です。 1948年に愛媛県砥部町に生まれ、1966年には松山南高校デザイン科を卒業しました。 その後1986年に単身フランスに渡り、ヨーロッパの古典的な絵画技法に …

谷口 香嶠

谷口香嶠は、明治時代から大正時代にかけて京都画壇で活躍した日本画家です。 1864年、現在の大阪府和泉市に生まれ、旧姓は辻、本名は雅秀と言います。別号として「後素斎」、「羅浮山人」、「藤原雅秀」などがあります。 1871 …

守屋 多々志

1912年岐阜県大垣市にて誕生した守屋氏は、主に歴史的な人物や物語を題材にした趣のある日本画を描く作家として知られています。 1931年に東京美術学校(現・東京藝術大学)日本画科に入学、戦後に総理府留学生としてイタリアに …

マーク・コスタビ

マーク・コスタビ(Mark Kostabi)は、アメリカを代表する現代アーティストの一人で、画家として知られる一方、彫刻家や作曲家など幅広く活動しています。 1960年、カリフォルニア州ロサンゼルスに生まれ、カリフォニア …

大沢 昌助

大沢 昌助(おおさわ しょうすけ)は日本の洋画家で、油彩を主体に制作を行い、色面の重なりや構成によって画面の調和を探る作風が特徴とされています。 初期には人物や具象的な主題を扱った作品が見られ、そうした作品では繊細で落ち …

志水 堅二

志水堅二(しみず けんじ)は、日本の画家であり芸術家です。 1971年 愛知県名古屋市生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻を修了後、多数の個展やグループ展に参加しています。 志水の作品には、桜や富士山といった …

平澤 重信

平澤 重信(ひらさわ じゅうしん)は、油絵を中心に制作する画家です。 自転車や人物、生き物など日常的なモチーフを用いた作品で知られています。 彼は自転車やハシゴといったモチーフを、独自の色彩感覚(特に白や緑を基調とした淡 …

五百住 乙人

五百住 乙人(いおずみ きのと)は、脇田和に師事し、立軌会に所属して洋画(油彩)を中心に制作した画家です。 静物画をはじめ、動物や人物を取り入れた油彩作品が見られ、師である脇田和に通じる落ち着いた色調と、大胆で厚みのある …

清水 信行

清水信行(しみず のぶゆき)は、日本画を中心に制作する画家です。風景画、とりわけ富士山を主題とした作品を多く手がけています。 雄大な自然景観を題材とし、なかでも富士山を描いた作品には「富岳」と題されたものが確認されていま …

横山 真弥

横山 真弥(よこやま まや)は、日本のイラストレーター/画家で、主として児童向けのメルヘン(幻想・童話)世界を描く作家です。 東京都出身で、日本児童教育専門学校の絵本創作専攻科を修了し、絵本表現やメルヘン的イラストレーシ …

ダナ・クイーン

ダナ・クイーンは、1944年11月にアメリカ・デトロイトで生まれました。ブランディス・ファインアート・スクール在学中の1974年に、後に夫となるジョン・ピトレーと出会い、以降は二人で芸術活動を展開しています。 その後ハワ …

松本 富太郎

松本 富太郎(まつもと とみたろう)は、日本の洋画家で、20世紀を代表する具象・抽象表現の画家の一人です。 戦前から戦後にかけて日展(日本美術展覧会)にも出品を続け、1953年には日展で「アトリエのポーズ」による特選と岡 …

田中 良平

田中 良平(たなか りょうへい)は、日本の版画家で、主に銅版画(エッチング)による風景表現で知られております。 京都を拠点に制作を続け、日本各地の古い町並み、港町、農村、民家などを主題としました。作風の特徴は、極めて緻密 …