歌川 豊宣(うたがわ とよのぶ)は、明治時代に活動した浮世絵師です。二代目歌川国久の長男であり、三代目歌川豊国の孫にあたる血縁を持ちます。
28歳で夭折したため活動期間も短く残された作品は多くはありませんが、精密で迫力のある浮世絵をいくつも描きました。
主に武者絵や役者絵、書籍挿絵などの分野で目覚ましい活躍をしました。代表作には豊臣秀吉の生涯を描いた『新撰太閤記』シリーズや『尾州桶狭間合戦』、『板垣君遭難之図』などの武者絵を中心とした大判錦絵があります。明治17年(1884年)には第二回内国絵画共進会に出品し受賞をするなど、明治の時代に浮世絵で大きな活動をしました。
ここでは、須上 春行について紹介させていただきます。
大正10年(1921年)大阪生まれとされる洋画家です。写実的な油彩表現を中心に制作を行い、静物画や風景画などを題材とした作品を多く残したとされています。
対象を丁寧に観察し、質感や光の表現を繊細に書き出す作風が特徴とされ、花や果物、器物などの静物画や、日本各地の風景を描いた作品が見られます。落ち着いた色彩による温かみのある画面構成は、多くの愛好家に親しまれています。
対象が持つ自然な美しさや魅力を引き出す、実力派の作家の一人です。
ひらのにこは、長野県出身の現代画家です。
少女たちの揺れ動く心や繊細な感情に惹かれ、色鉛筆と透明水彩を使って、やわらかく淡い幻想的な女性像を描いています。
2014年から本格的に作家としての活動を開始し、自身が理想とする女性像を思い描くなかで、現在の少女像を描く独自の作風に辿り着いたといいます。
東京を中心に数多くの個展やグループ展を開催するほか、エッセイやCDジャケットなどのイラストも手がけています。
その独創的で繊細な美しい世界観はアートファンから支持を集めています。
2021年には自身初の作品集『White Light』を刊行したほか、美術誌の「完売作家全データ」特集にも取り上げられるなど、現代のアートシーンで近年注目を集める現代作家のひとりです。
淡い色彩で描かれる儚げな表情の少女像からは、心の奥に眠るかつての記憶や感情の揺れを思い起こさせます。
見る人の心にやさしく寄り添うような、淡く透明感のある色彩表現が大きな魅力となっています。
有吉光政(ありよし みつまさ)は、大阪府出身の洋画家です。
確かな写実技術と落ち着いた色彩感覚を持ち、日本の伝統工芸品や民芸品、古くからある身近な静物を温かみのあるリアリズム表現で描き出しました。
日本の洋画界において長年にわたり活躍し、グラフィックデザインの黎明期を支えた日宣美の創立会員としても知られています。
派手な色彩に頼らず、落ち着いたトーンの中でモチーフが持つ素朴さや伝統美を引き出す作風が、多くの美術愛好家に親しまれています。
杉山元次(すぎやま もとつぐ)は、昭和から平成にかけて活躍した日本の木版画家です。
1925年(大正14年)静岡県生まれ。会社員として働く傍ら版画を制作し、1975年より現代木版画の第一人者の舩坂芳助に師事します。
都市の風景を描きながらもどこか温かく静謐な抒情性があり、現代の住空間にも調和するデザイン性の高さが特徴です。
東京の都市風景や水辺の美しさを描いた作風で知られ、長年にわたり日本の現代版画界を牽引してきました。
菅かおるは1976年大分県生まれで、京都と福岡を拠点に活動する日本画家・絵本作家です。京都造形芸術大学美術科日本画コースを卒業後、日本画家の千住博に師事しました。
菅かおるの作風は主に「水」をテーマとした表現を展開しており、海や水面、水中を連想させる深い色彩表現が特徴です。また、海辺で採集した貝殻や珊瑚、石、あるいは植物の形態から着想を得た抽象的な要素や曲線を取り入れた画面構成を行っています。
近年では平面作品のみならず、モビールを用いたインスタレーションや空間展示にも取り組んでいます。
代表作には「AQUA」、「Origin」シリーズなど特異な作風を活かした、海や生命が題材の作品があります。