皆様、こんにちは。緑和堂東京支店でございます。
6月の花といえば、紫陽花を思い浮かべますよね。皆様が思い浮かべた紫陽花は何色だったでしょうか。紫陽花には赤と青の2種類の色があります。これはどちらも同じ品種なのですが、土壌の酸性値が高い場合は青色、アルカリ性が高い場合は赤色になります。日本では酸性の土壌が多いことから、青色の紫陽花が多いそうです。
お散歩の際には気にしながら見てみると面白いかもしれませんよ。
さて、今回ご紹介させていただくお品物はどちらかというと赤色だと思います。それはこちら、
『十二代田原陶兵衛 作 萩茶碗』になります。
先ほど申し上げたように、萩焼は赤系色の色味が特徴的な焼き物になります。これは土がアルカリ性という事ではなく、鉄分を多く含んだ赤黒の土を使用しているからです。この土が萩焼の造形表現の決め手になっているといっても過言ではありません。この作品は色味が美しく、木箱には鵬雲斎の花押もついていたため、今回の上記結果となりました。
緑和堂では萩焼にかかわらず、全国の陶芸品のお取扱いをしています。
もしお手持ちの作品を手放すご検討される場合は、弊社に是非ご連絡ください。