皆様こんにちは。緑和堂の大阪営業所です。
通勤途中の木に薄紅色の綺麗な花が咲いていました。
寒い日が続いている日々ですが、こんなところに小さな春の訪れを感じ、朝からほっこりとしてしまいました。
さてそんな中で今回お客様からご依頼いただいた作品がこちらになります。
徳田正彦 作『碧明釉壺』でございます。
こちらの作品ですが、3代目徳田八十吉さんの「八十吉」銘の襲名前の作品になります。
3代目徳田八十吉さんは人間国宝に選ばれている方ですが、正彦銘は人間国宝となる前の作品でもありますので、技術的には晩年に近い作品の方が価値が高く、人気となります。しかし、今作も正彦さんの技術の全てがつぎ込まれている為、見ていただくと分かる通り素晴らしい作品だと思います。美しくグラデショーンが出た壺本体の表面は鮮やかで楽し気な表情が見られます。クリンとした輪郭も可愛らしくまるで果実のようではないでしょうか?
そんなこちらの作品ですが、付属品の箱等も比較的綺麗な状態で残っていた事に加え、作品自体にも傷などのダメージの無い作品であった事から今回はこの査定結果となりました。
只今緑和堂では歴代の徳田八十吉さんの作品の取り扱いを強化中です。
もしご売却をお考えの作品等が有りましたら是非弊社までご連絡下さい。