こちらは茶席で使用する茶杓作品ですが、一般的なものとは大きく異なる点があります。
千利休から連なる茶道の名跡に「裏千家」があり、茶道ではもっとも高名な流派の一つとなります。
本作は茶道裏千家十四代・淡々斎の好み物(茶人が職人に意を伝え、制作を依頼した茶道具)になります。
上品な色味の竹には草花の蒔絵が描かれており、一見して気品を感じ取れます。
また、専用の木箱には裏千家十五代・鵬雲斎の書付(品物を証明するサイン)がございました。
裏千家の家元が直接携わった作品であり、デザインも優れたものであることからこちらの評価とさせていただきました。