マルク・シャガール 『ドルコオンの死』

今回ご紹介するお品物は、マルク・シャガール『ドルコオンの死』 ダフニスとクロエより になります。

シャガールはロシア出身のユダヤ系の画家です。
結婚や故郷に対する愛を描いた作品が多いこと、水彩、油彩、パステルなどさまざまな画材を用いた巧みな色づかいから、「愛の画家」「色彩の魔術師」という異名を持ちました。

『ダフニスとクロエ』は、2～3世紀にローマ帝国で書かれた恋愛物語で、エーゲ海のレスボス島を舞台に、羊飼いの少年ダフニスと少女クロエの純真な愛と成長を描いています。この物語はバレエにもなっています。
本作は、『ダフニスとクロエ』を元にした1961年のリトグラフ作品となります。

人気のモチーフであり、作品の希少性からこのような評価とさせていただきました。