二代石黒光南は、1942年に生まれ東京銀器の伝統工芸において高い評価を受けている職人です。
特に「玉霰(たまあられ)」という技法で名を馳せています。この技法は、金属板を内側から叩いて小さな突起を均等に並べ、霰のような美しい模様を作り出すものです。
本作は純金製であり、表面は「玉霰」によって施された精緻な模様が広がり、金の輝きと相まって、その美しさに目を奪われます。また共箱が付属しており、保存状態も非常に良好です。
光南の作品は、その緻密な技術と美しいデザインから、世界中の美術館やコレクターに高く評価されています。「純金 玉霰急須」は、彼の卓越した技術と芸術性を象徴する名品と言えるでしょう。