池田満寿夫 『陽光のように』

今回ご紹介するのは、池田満寿夫 『陽光のように』になります。

池田満寿夫は今回ご紹介する彫刻の他に、画家、脚本家、映画監督とマルチに活動されていました。“エロスの作家”と呼ばれ、小説『エーゲ海に捧ぐ』が第77回芥川賞を受賞した際にはその内容が物議を醸したほか、テレビ出演なども積極的に行っていたため、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

今回お譲り頂いたのは、1981年に番長画廊から限定80部で出版された『流れ星のハート』、『クジャク』、『青りんご』などの作品10点からなる銅版画集になります。

作品はアクアチントと呼ばれる技法で印刷されており、全体的に淡いペールトーンの色彩となっています。
画題は氏の代名詞でもある男と女になっており、数多ある版画集の中でも“池田満寿夫らしい”作品と言えるのではないでしょうか。

こちらは、全作品揃った完品であったことや作品そのものの状態によりこちらの評価額となりました。作品の状態などによって評価額が上下する場合がございますのであらかじめご了承ください。