緑和堂名古屋営業所です。夏が来たかと思ったら、雨の連続で梅雨が明けない…今年は異常気象が続いています。マスク・手洗いはもちろんですが、水分補給をしっかりして、体調管理に努めてまいります。
さて、今回は名古屋から車で30分、愛知県岡崎市へ伺いました。
市内は近代化が進む中、まだまだ大きな蔵や一軒家も多く残っています。
そんな中の一つ、老朽化による蔵の解体をするということで、蔵の中丸ごと拝見致しました。
そして、ほこりをかぶった木箱の中からお宝が出てきました。
京都出身の竹工芸家・早川尚古斎の竹籠です。
早川尚古斎は当代が5代目となり、現在も続いている竹工芸家です。
箱の裏面には「初代尚古斎の作品也」と息子である2代目尚古斎が鑑識した書付が記されいます。初代尚古斎の生きた時代から考えると150年以上前の作品と推測されます。
数々の時代を経て発見され、また次の時代へ繋いでいく。骨董品には時の流れをつなぐロマンを感じます。