芝野 紫光 作 『色紙蒔絵 鵬雲斎書付 大棗』

今回ご紹介させていただくお品物は、芝野 紫光 作 「色紙蒔絵 鵬雲斎書付 大棗」でございます。

こちらは梨地のお品物でございます。
梨地とは漆器面に梨地粉というものを蒔き、乾燥後に透明な液を塗って研磨した技法のことをいいます。

また鵬雲斎の書付があることで、その茶道具が裏千家のお家元によって認められたものであることを示し、茶道具としての格を高めます。

今作の色紙蒔絵も非常に人気の構図であり、古くから伝わるものでございます。
茶道具だけでなく手文庫や寄せ額など数多くの素敵な品が、日本の文化財として登録されております。

評価ポイントは、お家元である鵬雲斎の書付があること、人気の構図であること等を考慮し上記の評価とさせていただきました。