東山魁夷作 『残照 新復刻画 リトグラフ』

今回、ご紹介致します商品は昭和の時代を代表する日本画家である東山魁夷さんのリトグラフ作品「残照」です。

風景画を得意としておりました東山さんが、なんとその分野で国民的画家と称賛される程実力がありました。描く風景画の中に馬や富士等を取り入れ独自の世界観を作成しており、高く評価された作家の一人となります。
そんな東山さんですが、悲しい過去を経験されております。
戦後にまずお母様を亡くされ次に結核の療養中だった弟さんもと続いて亡くなり、当時の東山さんの心境たるやどん底と思ったと同時に「これ以上落ちようがない」と考え前向きに行動をしていった人物だったようです。

このエピソードを聞きますと東山さんの人間性が理解できるかと思います。私なりの解釈ですが、逆境に強くその逆境をやる気というバネに変えて進んでいく方と私は思います。

東山さんが描く風景画は、戦後の悲しい記憶ではなくご自身が見た素晴らしい風景を他の方たちにも見てもらいたい、そういった想いで描き続けてきたのかもしれません。

ご紹介致します商品もリトグラフではありますが、東山さんの想いが思った作品となります。山々の風景に雲一つない空が広がり、見る人によっては考え深い作品となります。評価ポイントとして、作品の状態、付属品の箱等を考慮し上記の評価額となりました。