皆様こんにちは。緑和堂東京支店です。
今回、お譲りいただいたお品物はこちら。
小林和作 作『妙高山中』です。
小林和作は1888年山口県生まれの画家です。作品のモデルには山や海といった風景画をメインに書いています。その作風は、日本画と油絵を融合させたような配置バランスを誇っています。絵具を置くように描くことで、自然の力強さや生命力も表現しています。また、荒々しいタッチが人気があり、モザイク画の様に距離を取って見ないとわからないという特徴もあります。
今回、お譲りいただいた小林和作 作『妙高山中』は小林和作の作品では珍しい水彩画のお品です。妙高山は新潟県にある山で、その山中を描いた作品です。
尾道美術館には『妙高山中惣滝』という水彩画の作品が収蔵されており、そちらと連作ではないかと考えられます。
表面には傷などはない状態ですが、裏の蓋を開けると釘などの錆がひどく、絵画本体にも跡がついている状態であるためこちらの評価となりました。
緑和堂では絵画に加え、仏教美術や茶道具・掛軸などの美術品を幅広く取り扱っております。気になる作品などお持ちでしたらいつでもご相談ください。
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