緑和堂名古屋支店です。
本日紹介しますのは、人間国宝・三代常山の弟子、村越風月の茶注です。
山田常山の弟子という事で、作品はもちろん常滑焼です。
「常滑焼」と言えば、真っ先に思い浮かぶのは「朱泥」と思います。実際に常滑焼を象徴する代表的な焼き物です。村越風月も作品の多数は朱泥作品になるのですが、今回は「焼〆(やきしめ)」作品になります。
この焼〆という技法は焼き方が難しいです。朱泥作品は窯で焼いて、ほとんどが割れずに焼きあがりますが、焼〆は成功率が50%程と言われています。
その為、希少性という点では、朱泥よりも高いです。一見、色合いは備前焼のようにも見えます。