今回ご紹介するのは中村宗哲 『宝珠香合』でございます。
中村宗哲は千家十職の塗師です。こちらの香合は十三代中村宗哲によって作成された作品のとなっております。2006年の10月に出仕し、塗師十三代中村宗哲に襲名されました。今まで受け継がれてきた伝統を守りながら、現代に合わせた作品を作られ、その中でも人とのつながりを大切にされています。
今回お譲り頂いたお品物は複数の色を同心円状に色塗りされた宝珠型の香合となっております。大きさはあまり大きくはないですが、色鮮やかで目を引く作品となっているため、お茶会の席でも注目を集め華やかな時間を堪能できるかと思われます。
今回のお品物は専用の木箱が付属されており、状態も非常によく陶印も確認できるためこちらの評価とさせていただきました。