こんにちは緑和堂名古屋支店です。
5月に入り暑い日が多くなってきました。茶棚や時代ダンスなどの大型家具も取り扱っていますので、脱水症状に気を付けて、水分補給しっかり取っていこうと思います。
本日は、御本茶碗の紹介です。
「御本」の名前の通り、「御手本」を見て作った茶碗です。
今から300~400年前、日本で作った茶碗を見本に朝鮮で作陶された作品から「御本茶碗」と呼ばれるようになったと由来されています。
300年以上前に作られなくなったので、時代の御本茶碗であれば、骨董価値はとても高いです。
時代を裏付ける証拠として、裏千家15代鵬雲斎による書付が上蓋裏面にあります。状態は小さな割れや傷が見られましたが、総合的に判断して、こちらの評価結果となりました。
今回のように家元の書付のある作品は高評価となります。
陶器を入れている木箱はとても重要なポイントになりますので、木箱に何か書かれていないか、一度確認してみてはいかがでしょうか。