皆様こんにちは。緑和堂東京支店です。
今回のご紹介は吉田華正 作『春野菫蒔絵 彩季塗 中棗』です。
吉田華正は1940年石川県出身の漆芸家です。中内耕峰に師事し、伝統工芸士にも認定されています。作風は、伝統と現代性を両立しており、花鳥風月や古典を参考にしながら、新しい技法に挑戦しています。
今回ご紹介の吉田華正 作『春野菫蒔絵 彩季塗 中棗』はタイトルの通り春を思わせる作りとなっています。下地は鮮やかな新芽を思わせる緑色と花々を支える土を思わせる茅色の二色で構成されています。その雰囲気合わせるように蒔絵と螺鈿があしらわれており、春の野原に菫が咲いている様な表現となっています。
こちらのお品は茶道をされていた方からお譲りいただいたものです。付属の箱などは全て揃っておりましたのでこちらの評価となりました。
緑和堂では茶道具に加え、書道具や絵画・掛軸などの美術品を幅広く取り扱っております。気になる作品などお持ちでしたらいつでもご相談ください。
お客様のご連絡を心よりお待ちしております。