ベルナール・ビュッフェ 作『ノートルダム寺院とシテ島』

皆様こんにちは。緑和堂東京支店です。
今回のご紹介はベルナール・ビュッフェ 作『ノートルダム寺院とシテ島』です。

ベルナール・ビュッフェは1928年パリ生まれの画家です。具象画壇で活躍し、同時代の画家であるロルジュやミノーと共に新具象派やオムテンと呼ばれました。その作風は黒い描線と抑制された色彩が特徴で、背景にはＷＷⅡ後の不安感と虚無感に由来しています。

今回ご紹介のベルナール・ビュッフェ 作『ノートルダム寺院とシテ島』はシテ島の外からノートルダム寺院を描いた風景画です。背景となるパリの街並みも細かく描かれています。また、木々の様子から季節は冬であると考えられます。特徴の黒い描線と抑制された色彩と相まって冬のパリを上手く表現しています。

こちらのお品はカビとシミが数か所に付着している状態でした。加えて、外箱なども付属していませんでした。しかし、ビュッフェは人気のある作家である事を考慮し、こちらの評価となりました。

緑和堂では絵画に加え、掛軸や茶道具などの美術品を幅広く取り扱っております。気になる作品などお持ちでしたらいつでもご相談ください。
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