皆様こんにちは。緑和堂大阪支店でございます。
今回ご紹介するお品物は、而妙斎の書付がされた黒茶碗でございます。
而妙斎は、茶道表千家十四代家元です。
表千家とは、千利休を祖とする茶道流派の一つです。裏千家・武者小路千家と共に茶道三千家とも呼ばれる、茶道では大変有名な流派となります。
1981年に表千家家元十四代宗左を襲名し、1990年の利休400年忌を迎えるにあたっては而妙斎が亭主となり、三千家合同でお茶会が行われました。
2000年には芸術文化分野において優れた業績を残した者に与えられる紫綬褒章を受章しております。
お茶をされる方にとって、表千家は大変馴染み深いかと思います。茶碗の作品は多くございますが、高名な表千家の家元が書付を施したお品物は中でも人気が高まりやすいです。
本作も箱の裏側に、『常盤』という銘とともに而妙斎の書付が見られました。傷等もなく、綺麗に保管されていたことを合わせて考慮し、今回はこちらの評価とさせていただきました。
緑和堂では茶碗をはじめ、茶道具作品の取り扱いを強化しております。整理されるお品物などがございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。