Canon IV Sb型 レンジファインダー

こちらは『Canon IV Sb型 レンジファインダー』です。

キヤノンは言わずと知れた日本が誇る大手カメラメーカーですが、元々はライカなどの高級カメラを日本で製作する為に作られた精機光学研究所という小さな研究所が始まりでした。社名の由来も「規範」「聖典」などの意味を持ち、最初に試作した「KWANNON（カンノン）」というカメラの名前と似ているという理由から付けられています。

レンジファインダーというカメラの形は、主に1950年代後半に一眼レフが登場するまでは主流の形で、こちらのIV Sb型はキヤノンのレンジファインダーにおいて最終形とも言え、ライカの技術に匹敵するとまで言われました。しかし、その後ライカから登場したM3というカメラを見て追いつくことができないと悟り一眼レフへと舵を切るきっかけになったとも言います。

当時のカメラは高級品の位置付けだったことから現在でも人気が高く、今回のお品物は状態も良いことから上記の評価とさせて頂いております。