この査定金額になった理由
皆様こんにちは。緑和堂大阪支店でございます。
今回ご紹介するお品物はこちら。真山銘 都山流 『尺八 金三線 金歌口』でございます。
永廣真山は、都山流尺八の製管師であり、日本最高峰と言われる方です。
都山流は中尾都山(1876～)が創始した尺八の流派であり、現在では全国的に最大規模の流派となっています。
真山はニスは使わず、真竹の創り出す自然の色味を大事にします。本作では、天然としては驚くべきほどに豊かな色調が見られ、まさしく逸品としての風格が感じられます。
格式は竹の色味だけでなく、製管法にも見られます。竹と竹を繋ぐ中継ぎ部分が金三線であること、また尺八を吹く歌口にも金が入れられており、良い竹にふさわしい絢爛な装飾であることが見て取れます。
今回は都山流の有名作家の作品であり、尺八に刻まれた作家印が二つであったこと、また割れがあり、直しが入れられていたことを考慮しましてこちらの評価とさせていただきました。
緑和堂では尺八をはじめとした和楽器の取り扱いを強化しております。整理されるお品物などがございましたら、お気軽にご連絡ください。
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