神楽鈴

皆様こんにちは。緑和堂大阪支店でございます。

今回は『神楽鈴』をお譲りいただきましたので、ご紹介させていただきます。

神楽鈴(巫女鈴)は、「神楽」と呼ばれる神前での歌舞をおこなう際に巫女が持つ鈴です。また、能や歌舞伎で「三番叟（さんばそう）」を踊る際にも使用されることから三番叟鈴とも言います。
神楽鈴は、三段の輪についている鈴が下から七個・五個・三個となっている特徴的な形状を持ちます。日本では七五三が連想されますが、もとは古来中国の縁起の良い数字「奇数」によるとされています。

鈴はクラシック音楽などで打楽器として用いられますが、神楽鈴に関しては楽器というよりも神具としての見方になるお品物です。

舞では通常一つで使われますが、今回は二点お譲りいただきました。作家や専用の箱等は無かったこと、全体の使用感を考慮しましてこちらの評価とさせていただきました。

緑和堂では神楽鈴の他、烏帽子や冠など神具全般を集めております。整理されたいお品物などがございましたら、お気軽にご相談ください。