皆様こんにちは。緑和堂東京支店です。
今回のご紹介は鈴木五郎 作『赤織部 ゆのみ』です。
鈴木五郎は1941年愛知県豊田市出身の陶芸家です。16歳で陶作して以来、伝統的な技術を磨きました。28歳でアメリカのアートに刺激され作品に取り入れました。「人のやらないことをやる」。そのような考えから職人技術と自由な感覚をスタイルとし、遊び心ある作風が魅力的です。
今回ご紹介の鈴木五郎 作『赤織部 ゆのみ』は通常の赤織部に比べて斬新な作品となっています。赤い釉が半分ほどかかっておらず、その上から線状と斑点状に白の釉がかけられています。しかし、全体としてのバランスは非常に優れており、見るものを引き付ける存在感が見受けられます。また、蓋の表記はひらがなで「ゆのみ」となっており、ポップな印象をあたえられます。
このお品物は湯呑を数百点所有するコレクターの方よりお譲りいただきました。ショーケースに飾られており、非常に状態が良い物で箱も付属しており、人気の作家となりますのでこちらの評価と致しました。
緑和堂では、陶磁器の取り扱いを強化しております。
また絵画をはじめ、刀剣・ブロンズ像などの取り扱いも行っております。
気になるお品物などありましたら、是非緑和堂までお気軽にご相談くださいませ。