中原脩 作 『帽子をかぶった女と白い花』

皆さんこんにちは、緑和堂京都本店です。

今回ご紹介するのは中原脩 作 『帽子をかぶった女と白い花』です。

中原脩は洋画では女性をモチーフに作品を発表する傍ら「中川脩」として花鳥画や静物画など伝統的な日本画も発表している画家です。また、本の装画なども手掛けイラストレーターとして活動しています。

今回の『帽子をかぶった女と白い花』は正に中原脩の洋画といった作品で、中原の作品で特徴的な大きな帽子や少しうつむき加減な女性の横顔がメインで描かれています。また右下に描かれた一輪の白い花は暗い背景の中に浮かび上がる様に描かれ、女性の感情などが象徴的に描かれています。細かいタッチで描かれた儚げで気品のある女性とマッチして印象的な絵柄の作品となっております。

こちらのお品物は6号のキャンバスに描かれており、油彩画としては比較的小さめな作品ですが、画面のヒビや割れもなく作家の象徴的な作風でもあることから上記の評価とさせて頂いております。

緑和堂では人気作家の絵画はもちろんのこと、作者不明のお品物や額装されていない作品まで幅広く取扱っておりますので整理やお片付けの際はお気軽にご相談ください。