皆様こんにちは。緑和堂大阪支店でございます。
今回お譲りいただきましたお品物はこちら。鵬雲斎 作の茶掛でございます。
鵬雲斎(汎叟宗室)は、茶道三千家の一つ・裏千家家元の十五代目です。
父・裏千家十四代家元の碩叟宗室(淡々斎)の長男として生まれ、十五代目家元を襲名したのち、茶道の海外普及活動に尽力しました。
「一盌からピースフルネスを」という標語を唱え、茶道の精神を世界中に伝えるため、現在も続く裏千家海外ネットワークの礎を築きあげました。
自身も茶道具を多く制作し、伝統的ながら華やかなその意匠は、まさしく世界に浸透するものだと言えます。
茶掛とは、茶室の床の間に飾る掛軸のことを指します。茶道具においても格式の高いものとなり、それが裏千家家元・鵬雲斎の作品であれば俄然人気は高まります。
今回は作家の知名度に加え、シミなども無く綺麗に軸装された状態でした。一方で共箱にダメージがあったことを考慮しましてこちらの評価とさせていただきました。
茶掛をはじめ千家作品を緑和堂では多く取り扱っております。評価の気になるコレクションがございましたら、お気軽にご相談ください。