皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。
今回お客様からお譲り頂いたお品物はこちらです!
峯岸勢晃 作『米色盃』でございます。
峯岸勢晃さんは、1952年、埼玉県三郷市生まれの栃木県那須町に工房を構える陶芸家です。
峯岸勢晃さんは、中国の宋時代を頂点とする青瓷や朝鮮の高麗青磁に強く惹かれ、青瓷を主に焼いておりました。その中で、過去にない物を目指すという大きな目標を持って取り組まれ、約20年の研究期間を経て、偶然や幻と言われた「窯変青瓷」の焼成が成功し、「窯変米色青瓷」と名付けられました。窯変とは、炎の具合や釉薬の物質の関係で、予期しない(面白い)色や文様に変わることを言います。峯岸勢晃さんの生み出す作品は米色青瓷という独特な色合いと文様がありながら、どこか落ち着きがあり柔らかい印象の作品が特徴です。
今作は米色という独特な色合いの盃です。峯岸勢晃さんは米色青瓷をはじめ、青瓷・翠青瓷・月白青瓷など様々な青瓷の製作に取り組まれております。中でも翠青瓷で作られた睡蓮がモチーフの香炉は有名作品であり、数十万という評価額がつく人気作品となります。
今作の評価ポイントは盃という小さな作品であることと傷や汚れなどがないことを考慮し、上記の価格となりました。