三浦竹軒は京焼を代表する陶芸家です。
初代三浦竹泉の三男として若い頃から陶芸の腕を磨き、一時は竹泉の三代目を襲名し活動しましたが二代竹泉の長男に四代目を譲り独立、その後三浦竹軒として活動しました。
赤絵や金襴手などを得意として煎茶器や茶道具、香道具などの作陶を中心に行いました。
本作で取り入れられている瑞々しい青い染料で描かれた絵付けは中国の方からも人気が高く、竹泉、竹軒ともに多く見られる技法でもあります。また、通常5~6客で揃となる煎茶碗ですが、中国の唐時代の詩人、玉川子蘆仝(ぎょくせんしろどう)の茶歌が七句書かれていることで7客揃となっております。
こちらのお品物は現在人気の煎茶道具であること、箱に少しシミが見られますが商品の状態も良かったことから上記の評価としています。