今回は「白磁」で人間国宝に認定された井上萬二の作品をお譲り頂きましたのでご紹介いたします。
白磁は井上萬二の原点であり、加飾をしない。形を突き詰め、無色の中でさまざまな美を表現するのが白磁の世界であると言われております。
有田焼は400年の歴史がありますが、1300℃の高温で焼くことで衛生・強度にも優れているのでこれだけ長い歴史を持っているといえるでしょう。
今回のお品物は、井上萬二の作品の真骨頂とも言える真っ白な白磁に笹の模様の入った湯呑で、その混ざり気のない純白に魅入ってしまう作品でした。
共箱に少し汚れがあったものの、全体的に状態も良かったのでこちらの評価額となりました。
保管状態で作品の評価が下がった・・・なんてことにならないようにもし眠っている骨董品が御座いましたら保管状態も確認されてみてはいかがでしょうか?