皆さんこんにちは、緑和堂京都本店です。
今回ご紹介するのは宇野宗甕 作 『そば白茶碗』です。
宇野宗甕(うの そうよう)は京都の陶芸家で、陶芸家だった父の影響から幼い頃から陶芸を習い腕を磨き、中国五大窯の釉薬研究と制作に努めました。
中国磁器の中でも南宋の青磁の研究に没頭していたことから作品自体も青磁が特に人気が高く、辰砂などの技法と共に無形文化財に認定されています。現在では宗甕の孫娘が二代目を継いでおり、その技も継承されています。
今回のお品物は青磁や辰砂ではありませんが表面に塗られた白い釉薬は温かみが感じられ、高台の辺りを見ると肌色の地肌に美しく繊細に釉薬が塗られていることがわかります。
また、こちらは共箱も揃っており商品、箱共に良い状態でしたので上記の評価をつけさせて頂いております。
緑和堂では人気作家の茶道具の他、銘の無いものや箱の無いものまで幅広く取り扱っておりますのでコレクション整理やお片付けなどの際は是非一度緑和堂までお声掛け下さい。