皆さんこんにちは、緑和堂京都本店です。
今回ご紹介するのは木村盛伸 作 『白釉飛文香炉』です。
木村盛伸は京都府指定無形文化財保持者に認定されている陶芸家で、父は京焼の絵付け職人木村聖山、兄は天目釉で有名な陶芸家木村盛和、木村盛康という陶芸一家に育ちました。京都市立美術工芸学校を卒業した後は兄の盛和や、鉄釉鉄器で人間国宝となる清水卯一などに師事しました。
父や兄、清水卯一らの影響もあり、若い頃から活躍の場が多かった盛伸は鉄釉や青磁、灰釉を巧みに用いた作品を得意とし、1992年に京都府指定無形文化財保持者に認定されました。
今回の白釉飛文香炉は白釉ならではのポッテリとした温かみのある質感と丸みの強いデザインが優しい雰囲気を高めており、人気の高い銀製の火屋が使われております。
こちらは共箱も揃っており、商品、箱共に状態が良かったことも上記の評価に加味しております。
緑和堂では人気作家の作品の他、銘のない陶器や箱無のお品物でも幅広く取り扱っておりますので、コレクション整理やお片付けなどの際は是非お気軽にお声掛け下さい。