皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。
今回お客様からお譲りいただきましたお品物はこちらです!
二代 川瀬竹春 作『緑地金襴手湯碗』でございます。
二代 川瀬竹春は昭和に活躍した陶芸家です。
中国古陶磁器を模した作品を多く発表しました。その技法は大正から昭和にかけて活躍した初代川瀬竹春が得意とした金襴手を受け継ぎ、祥瑞染付や赤絵、釉裏紅などの技法を独自に研究し会得しました。
子息の川瀬忍、竹志も陶芸家として多くの魅力的な作品を生み出しました。
金襴手は、1500年代の中国で発明された技法です。上絵された陶磁器に金箔を焼き付けて文様をつける技法で、絢爛豪華な見た目が日本でも人気となり古くから数多くの職人が模倣をしてきました。
今作は金襴手の主役となる金箔が部分的に使われている作品です。金箔がどのくらい使われ、どのような文様を描くかで評価額が変わってきます。今作のような部分的な金箔の使われ方であることと、共箱があること、傷や欠けがなく状態が良いことなどを考慮し、上記の価格となりました。
緑和堂では川瀬竹春をはじめ、川瀬忍や初代竹春の師匠、三浦竹泉などの作家さんの取り扱いを強化しております。気になるお品物がございましたらお気軽にお問い合わせください。