マイセン 『フィギュリン3体』

今回お客様からお譲りいただきましたお品物はこちらです

マイセン 『フィギュリン3体』でございます。

マイセンは、ヨーロッパで初めて硬質磁器を生み出したドイツの名窯で、1700年ごろにヨーロッパ発の白磁器を作成しました。白磁器を作る際に参考にしたのは東洋の陶磁器で、その中には日本が誇る陶器伊万里焼（現有田焼）も含まれており、柿右衛門なども参考に作られた過去を持っております。

マイセンの作り上げる陶器のラインにシノワズリというシリーズがあります。17世紀初頭に東インド会社が誕生したことで、中国で作られた陶磁器などがヨーロッパに流通するようになりました。その後、今までに見たことのない東洋美術に魅了されたヨーロッパの貴族を中心に、シノワズリが大流行したのです。

また、マイセンの絵付けは、ほぼ全てのものが職人による手描きで行われており、国立マイセン磁器製作所ではその様子を見学することもできます。同じシリーズであっても一つ一つがオリジナルの作品となるのです。

今回のお品物は、子羊を抱く女性のフィギュリン1体と、少女のフィギュリン2体となっております。
少女のフィギュリン2体は上記にありました通り、シノワズリというシリーズの作品になります。このように、種類は違う作品でもまとめてお譲りいただくことも可能です。
今回のお品物は状態も良く人気のある作品であることから上記の評価とさせていただきました。