皆様こんにちは。緑和堂東京支店でございます。
今回ご紹介させていただくお品物は、前田正博氏の湯呑になります。
まず初めに前田正博についてご紹介させていただきます。
前田正博は1948年、京都府に生まれました。
1969年に東京藝術大学美術学部工芸科に入学し、3年次より陶芸を専攻としました。1975年に同校大学院を卒業し、同年開催された第22回日本伝統工芸展で初入選を果たしました。
陶芸を志す以前は油彩画に取り組んでおり、油彩画特有の「油絵具を何層にも重ねる」点から着想を得た「洋彩」と呼ばれる技法を主として作品を作っていきます。
紋様は幾何学、鳥や狐など多岐に渡りますが一貫してどれも直線的にデフォルメされており、かわいらしくもありながらモダンな印象を与えます。
今回お譲り頂いた作品は、彩度の高い鮮やかなブルーに金彩でフクロウが描かれたものとなっております。
フクロウは氏の作品の中でも代表的かつ人気のあるモチーフの一つで、ずんぐりとした体形にくりくりの目がかわいらしい仕上がりになっています。
今回の作品は、割れや欠け、キズ等なく状態は良好でしたが、共箱がなかったためこちらの評価額となりました。箱などの付属品の有無によっても評価額が上下することがございますので、予めご了承ください。
緑和堂では、前田正博の作品を集めております。LINEやメールなど、お写真での査定も行っておりますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。