皆様こんにちは。緑和堂東京支店でございます。
今回ご紹介させていただくお品物は、益田芳徳『義山』になります。
まず初めに益田芳徳についてご紹介させていただきます。
益田芳徳は1934年、東京に生まれました。
1954、20歳のころに上越クリスタル硝子株式会社(2023年10月廃業)よりガラス作品の制作を始めました。はじめ、ガラス作品の制作は数ある創作表現の一つでしたが、1964年頃よりガラス作品の制作を主な活動としていきます。
1970年には走泥社に初めてガラス作家として名を連ねました。
走泥社は八木一夫、鈴木治らによって1948年に設立された陶芸家のグループで、器としての実用性を伴わなず、純粋な芸術作品として作られたオブジェ焼きと呼ばれるジャンルを確立しました。
画家、彫刻家など様々な分野の芸術家と交流した益田芳徳の作品もその例に漏れず、抽象的かつ芸術性に富んでいます。
今回の作品である『義山(ギヤマン)』という名前ですが、江戸時代にオランダ語でダイヤモンドを意味する「ディアマンテ」が訛った言葉で、カット加工が施されたガラス製品全般のことをギヤマンと呼びました。
今回の作品は保存状態もよく、箱等の付属品もそろっていたためこちらの評価額となりました。作品の状態によっては評価額が変動する場合もございますのでご了承ください。
緑和堂では、益田芳徳の作品を集めております。
茶器、茶道具など、様々な作品を取り扱っております。ぜひお気軽にお問い合わせください。