十一代三輪休雪(壽雪)は山口県出身の陶芸家です。
萩焼三輪窯の九代・雪堂の三男として生まれ、兄である十代休和、川喜田半泥子に師事し、昭和五十八年に人間国宝に認定されています。
休雪の作品の特徴としては、「休雪白」とよばれる純白に近い釉薬を使用した作品を生み出した事です。
本作についても、「休雪白」を使用された作品となっております。白い釉薬がかかった茶碗は、十一代休雪らしい素晴らしい作品です。
今回は共箱の状態も非常によく、作家の人気のある茶碗作品ということを考慮しまして、こちらの評価とさせていただきました。