緑和堂名古屋支店です。
先日、倉庫の整理で愛知県豊田市へ伺い、2トントラック一杯のお品物をお譲り頂きました。
その中から、ご当地・愛知県出身の作家作品がございましたので紹介します。
愛知県瀬戸市の陶芸家・加藤孝俊の小さい茶碗です。
加藤孝俊は中国宋時代の陶磁を再現することに尽力していました。そして、窯業化学の学識を生かして宋窯陶磁に取り組みます。粉青瓷は孝俊のオリジナリティーを生かした傑作の一つです。共箱・付属品共にあり、上蓋の裏面には息子・加藤孝爾(こうじ)の識も入っていました。状態も美品という判断でこちらの評価額となりました。
油滴天目の第一人者と言われた孝俊は、天目や青磁、月白釉などの作品が多く、何といっても芸術性の高い「美しい」作品が魅力です。