皆様こんにちは。緑和堂東京支店でございます。
今回ご紹介させていただくお品物は、北出塔次郎 作『不二雄識 赤呉須湯呑』になります。
まず初めに北出塔次郎についてご紹介させていただきます。
北出塔次郎は、1898年兵庫県に生まれました。
今でこそ九谷焼の巨匠と名高い北出塔次郎ですが、はじめは大阪美術学校日本画科で矢野橋村から文人画を学んでいました。1924年、26歳ごろに九谷焼の北出家に婿養子に入り板谷波山に師事、陶芸家の道へと入りました。
雉やラクダなどの動物を大きくメインモチーフに据えた作品など、九谷焼の伝統的意匠は残しつつ新鮮かつ独自の作風を確立しました。
今回の作品である『不二雄識 赤呉須湯呑』も、氏の作品らしく中央に大きく花が配置された図柄の湯呑です。箱には養子である北出不二雄の識があり、本人のサインに加えて塔次郎の作品であることの証明になっています。
今回の作品は保存状態もよく、箱等の付属品もそろっていたためこちらの評価額となりました。作品の状態によっては評価額が変動する場合もございますのでご了承ください。
緑和堂では、北出塔次郎の作品を集めております。
LINEやメールなど、お写真での査定も行っておりますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。