皆様こんにちは。緑和堂東京支店でございます。
今回ご紹介させていただくお品物は、朝倉文夫 作『南満州鉄道株式会社装甲車 ブロンズ』になります。
まず初めに朝倉文夫についてご紹介させていただきます。
朝倉文夫は1883年、大分県に生まれました。大分県大野郡上井田村村長であった渡辺要蔵の3男に生まれました。
10歳の頃に朝倉家に養子になりますが、高校で3度も落第したこともあり、東京で彫刻家として活動していた兄の長男(おさお)を追って高校を中退、上京します。
その後東京美術大学(現東京芸術大学)彫刻選科に入学、在学中に1200体を超える彫像を制作しました。1908年委は第2回文展で『闇』が2等賞(最高賞)を受賞します。この受賞により世間から注目されるようになり、「東洋のロダン」と呼ばれるにまで至ります。
今回の作品である『南満州鉄道株式会社装甲車』は、氏の作品では比較的珍しい無機物がモチーフとなった作品です。一見ブリキのおもちゃのような印象ですが、デフォルメされている部分と作りこまれている部分のバランスが見事な作品となっております。
今回の作品は保存状態がよく、汚れや傷等なかったためこちらの評価額となりました。作品の状態によっては評価額が変動する場合もございますのでご了承ください。
緑和堂では、朝倉文夫の作品を集めております。
LINEやメールなど、お写真での査定も行っておりますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。