皆様こんにちは。緑和堂大阪支店でございます。
今回ご紹介させていただきますお品物は、九代 大樋長左衛門 作『飴釉茶碗』でございます。
大樋長左衛門は金沢にて、大樋焼を代々受け継いできた陶芸家の一族です。
楽焼を源流とし、楽茶碗の轆轤を使わずに手びねりという技術で成型する制作技法はそのままに、独特の飴色の釉薬を使うことで艶のある輝きを出すのが大樋焼の大きな特徴となります。
現在まで数えて十一代。その技術は受け継がれ、磨かれ、新しい時代のエネルギーを取り込み、今なお進化し続けています。
大樋の代名詞として、黒茶碗か飴釉茶碗が挙げられます。本作は九代目の制作した飴釉茶碗であり、温かな色味と艶やかな釉薬の感触が優しさを感じさせるお品物です。
今回は専用の箱とともにお譲りいただきました。九代目の作品であること、割れや欠け等も無く状態が良かったことを考慮しましてこちらの評価とさせていただきました。
大樋焼の他にも、焼き物全般を緑和堂では多く取り扱っております。気になるお品物がございましたら、お気軽にお問い合わせください。