皆さんこんにちは、緑和堂東京支店でございます。
今回お客様よりお譲り頂いたお品物は北出不二雄作『色絵鷺文湯呑』でございます。まずは作者の北出不二雄についてご紹介します。
氏は1919年に石川県にて生まれました。その後養子として九谷焼で有名な北出次郎のもとへ行きます。その父から陶芸を教わりその魅力にのめりこんでいきます。31歳の時に初めて賞に入選するとそこからさまざまな賞を取る事となります。氏は年代によって作品の様子ががらりと変わります。初期は伝統的な技法を用いていますが、後半のほうでは釘彫りの上から単色の釉薬をかける技法を多く用いています。またペルシャ陶器等の研究を行い、中東と西洋の作品の融合を目指し九谷焼をレベルアップさせました。
今回の作品はかわいらしいポップな鷺の絵が描かれている作品となっています。お品物の状態は良いのですが氏が得意としている技法ではない為上記の評価額となっています。
緑和堂では、北出不二雄をはじめ陶磁器をお取り扱いしております。
また、陶磁器以外のお品物もお取り扱いしておりますので、弊社緑和堂までお気軽にお問合せくださいませ。