三代山田常山 作 『梨皮朱泥　湯呑』

皆様、こんにちは！緑和堂東京支店でございます。
今回お客様からお譲りいただきましたお品物はこちらです

三代 山田常山 作 『梨皮朱泥　湯呑』でございます。

まずは山田常山氏のご紹介からさせて頂きます。三代目山田常山氏は人間国宝に選ばれている方で、愛知県常滑市で生まれました。祖父、父ともに陶芸家で初代と二代の山田常山ですがその二人に陶芸を教わっていました。三代目山田常山を襲名したのが1961年で、数々の展覧会に作品を出品し数多くの賞を受賞してきました。国内だけにとどまらず海外でも作品を出品するとこちらでも賞を獲得します。平成１０年に常滑の急須が無形文化財に指定されるとそれを作っていた山田常山氏が人間国宝に認定されました。

今回の作品の梨皮朱泥とは朱泥土に細かい砂や土を混ぜ込んで作った朱泥の作品の事を言います。表面に白や黒の模様が付くのですが、それを梨の皮にみたてて梨皮泥（りひでい）と呼びます。独特なザラっとした質感で人気のあるものとなっていました。今回のお品物は人間国宝に選ばれた方の作品であり、共箱もついているのですが、昨今湯呑自体の需要があまり高くないことも考慮し上記の評価額となります。

緑和堂では、山田常山をはじめ、陶磁器作品を集めております！
また、陶磁器作品以外のお品物もお取り扱いしておりますので、弊社緑和堂までお気軽にお問合せくださいませ。