皆様こんにちは。緑和堂東京支店でございます。
今回ご紹介させていただくお品物は、渡辺雄二作『口笛』になります。
まず初めに渡辺雄二についてご紹介させていただきます。
渡辺雄二は1951年、宮城県白石市に生まれました。
父は全日本こけしコンクールで内閣総理大臣賞などの受賞経験を持つ渡辺正雄(1917~2007)で、幼いころからこけしに触れて育ちました。
20歳のころから自身もこけしの制作を始め、前述の全日本こけしコンクールにて文部科学大臣賞、経済産業大臣賞を2年連続で受賞しています。
1979年にはドイツ・バイエルン州にあるニュルンベルクおもちゃ博物館に作品が収蔵されました。
こけしにも種類があり、大きく分類すると「伝統こけし」「新型こけし」「創作こけし」「木地玩具」の4種類に分類され、そのうち伝統こけしは、産地や工人ごとに特徴があり10~12種類に細分化されます。
創作こけしは系統にとらわれない自由な発想によって作られたこけしの分類系統で、渡辺雄二はこの創作こけしの作家になります。
今回お譲りいただいた『口笛』は、氏の作品としては比較的珍しく髪が短く切り揃えられており、小さな口とぽてっとしたシルエットがかわいらしい作品です。
今回の作品は傷や部分的にシミが見られたこと、箱等付属品がなかったためこちらの評価額となりました。作品の状態によっては評価額が変動する場合もございますのでご了承ください。
緑和堂では、渡辺雄二の作品を集めております。
LINEやメールなど、お写真での査定も行っておりますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。