皆様こんにちは。緑和堂大阪支店でございます。
今回ご紹介するお品物はこちら。瀧口政満 作『雪踏みしめて』でございます。
瀧口政満は、北海道で活動した木彫り彫刻家です。
22歳の頃、旅行先の北海道・阿寒湖畔の土産物屋の店先で、一心不乱に熊を彫るアイヌ民族の少年の姿を見た時、瀧口政満はこれまでにない衝撃を受けたといいます。それから東京の仕事を辞めて北海道へ移り、木彫り彫刻家としての活動を始めました。
扱うモチーフは、熊をはじめアイヌ民族でカムイとして神聖視される動物たちや、アイヌの女性像が多くあります。
本作でもアイヌらしき女性が衣を纏って歩く姿がかたどられています。タイトルから雪の中を移動していることが分かり、北海道の寒い冬に生きる人の息遣いが聞こえてくるようです。
今回は人気作家のお品物であり、サイズを考慮しましてこちらの評価とさせていただきました。
作家の入った彫刻・置物は高い評価の付く場合がございます。気になるお品物がございましたら、お気軽にお問い合わせください。